犬も食わない

目もあまり見えないし、耳もきこえない老犬が、ふんふんと不満げにため息をついてる、ここ数日。犬も食わない夫婦不仲の不穏な空気を感じているんだな。

このかすがい犬は、いったいいくつの喧嘩を見守り、いくつの仲直りを与えてきたんだろう。そう思うと、さっきまで自分の不運を嘆くような気持ちになっていたのがバカみたいに思えてくる。この犬に出会えたことは何事にも変えられないわたしの幸運だし。その犬がわたしの側にいて、年をとっていってくれているのに、どのように時間を過ごさせたいのか、ちゃんと大切に考えないと。こんなふうに夜な夜な泣かしてちゃいけない。

友達とのもめごとだって、夫に思いをぶちまけるのだって、ちっとも好きじゃない。こころを救って欲しい相手がそっぽをむいた瞬間が、いつもわたしが爆発する瞬間で、それって原因は「期待」にあって。

ひとに期待をするのはよくないことだから、あらためないといけない。

でも、わたしは望まれたい。あきらめないで、望まれたい。望まれないでいることが悲しい。

期待することと望むこと、その違いはどこにあるんだろう、みんなは知っているんだろうか。

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